エアロダインジャパン、福島県南相馬市でレベル4飛行に向けた上空LTE電波測定を実施

エアロダインジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:鹿谷幸史、以下エアロダインジャパン)は、福島県南相馬市でレベル4飛行想定エリアでエリア全体の上空LTE電波測定を実施し、完了いたしました。

取り組みの内容

本プロジェクトは、福島ノベーションコースト構想推進機構(以下:イノベ機構)が支援する、令和6年度イノベーション創出支援補助金事業(以下:FTCプログラム)の一つとして実施されたものです。福島県が新技術実装連携絆特区に指定されたことを受け、県内でのドローンのレベル4飛行(有人地帯での目視外飛行)のニーズの増加があると考えました。現状では、レベル4飛行(カテゴリ3飛行)には飛行ルートごとの個別飛行申請が必要ですが、将来的にはエリア内での包括飛行承認を得てドローンによる個宅配送を行うようになると考えます。また、過渡期にあっても、個別申請する飛行ルートを含む上空LTE電波状況が面的に実測されていることは、ドローン運航事業者にとって準備期間を短縮できるメリットがあります。

エアロダインジャパンは、福島ロボットテストフィールド様(以下RTF)と協議し、以前から行われている物流実証の文脈も踏まえて、RTF周辺、国道6号線の東側地域(商業施設や住宅街が存在するエリア)の8km2のエリアを電波計測エリアとしました。

出典:Google Map

物流などでドローンを長距離飛行させる場合、LTE電波を使うことが主流になりつつありますが、地上利用を前提とした携帯電話電波は、上空利用の場合必ずしも地上での電波状態と一致しません。そのため、ドローン事業者は飛行前に飛行ルートの電波計測を行うというのが一般的です。しかし、それはコスト・時間ともに飛行前準備の多大な負担となるほか、運航事業者ごとにが同じルートの電波計測をする無駄が発生することになってしまします。そのため、本プログラムでエアロダインジャパンが上空LTEの電波計測をして、計測結果を運航事業者に無償提供することにより、当該地域での実証までのスピードを向上させ、ドローン物流実証の更なる加速を図ることを目的にしております。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「デジタルライフラインの先行実装に資する基盤に関する研究開発事業(ドローン航路)でも飛行ルートの整備が挙げられた通り、ドローン物流の実用化には上空LTEの電波計測を含む飛行ルートの整備が不可欠です。エアロダインジャパンは、公共施設等を活用した飛行ルートの作成や、上空LTE調査を含む環境整備に加えて、大型VTOL機を用いた物流実証実験などを通して、今後もドローン物流の実用化に向けて邁進してまいります。

なお、このエリアの上空LTE計測結果を知りたいドローン事業者様には、計測結果を無料で公開いたします。弊社広報担当までお問い合わせください。

会社概要

エアロダインジャパン株式会社は、マレーシアに本社を置く世界最大のドローンソリューションプロバイダであるエアロダイングループの日本支社です。風力発電所・太陽光発電所・橋梁・プラントなどのインフラ点検のほか、ドローン物流などドローン前提社会の実現に向けた取り組みを行なっております。

会社ホームページ:https://aerodyne-japan.com/

FTCプログラム概要

福島ノベーションコースト構想推進機構が福島県の浜通り地域15市町村における、起業・創業を支援するプログラムです。

出典:https://www.fipo.or.jp/ftc

お問い合わせ

エアロダインジャパン株式会社 広報担当  
電話:03-4360-5665
email:info@aerodyne-japan.com

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