エアロダイングループは、電力線や通信鉄塔、風力発電所、太陽光発電所、プラントなどのインフラのドローン点検を、世界で最も多く実施している会社です。
創業以来、85万本の送電鉄塔、1万6000本の通信鉄塔、8000メガワットの太陽光発電所のドローン点検などを行ってきました。
エアロダインのインフラ点検ソリューションの特徴はDT3 (Drone Tech + Data Tech = Digital Transformation)であり、ドローンで簡便にデータ取得するだけでなく、取得したデータをAIプラットフォームDRONOSで即座に処理することで、クライアントがすぐに利用可能な形でデータを提供することができます。

たとえば、通信鉄塔の点検では、通信鉄塔の周囲360度から撮影した画像をDRONOSに取り込むと、5分ほどで通信鉄塔の3Dモデルを作成し、鉄塔上に取り付けられた設備を識別します。
また、外観検査で見つけられる損傷も、全てではないものの検出することができます。


送電線の点検では、損傷を自動検出し損傷種類、重大度などを判別し、その位置座標と写真ともに表示します。これらは、エリア毎などで集計され、保守チームに渡されます。
従来のインフラ点検では、損傷図が作成されても、写真がなくて実情がわからなかったり、位置ズレがあったり、点検員のスキルによる判定バラツキがあったりしました。
AIドローン点検では、膨大な写真データを自動判別し、問題ある部分だけをピックアップして、地図からシームレスに参照できる状態でクライアントにお渡しすることで、点検〜保守メンテナンスの作業効率を大幅向上させています。

また、プラント点検の分野では、マレーシアで世界に先駆けて防爆エリアでのドローン点検を実現した実績があり、日常的にドローン点検をおこなっています。可視光カメラによる腐食などの損傷点検や超音波ドローンによる肉厚点検だけでなく、設備内部の狭所点検なども実施しています。近年、エネルギー業界の温暖化対策プロトコルとしてOGMP2.0(国際的メタン排出削減報告フレームワーク)が設定され、二酸化炭素やメタンガスなどの温室効果ガスの検出・定量化が求められていますが、エアロダインは様々なセンサー企業と提携して、ドローンによる二酸化炭素やメタンガス検出・定量化サービスを提供しております。

日本においては、橋梁点検、砂防ダム点検のほか、風力発電所の点検、測量などの分野でドローン活用を推進しております。

各種小型ドローンを使った橋梁点検の様子

みちびきを使った風力発電所点検実証

エアロダイングループのインフラ点検ソリューションページはこちら(英語)

第8回インフラメンテナンス大賞にて優秀賞を受賞

エアロダインジャパンが参画する「岡山道路パトロール隊」の活動で、国土交通省等が主催する第8回インフラメンテナンス大賞にて優秀賞を受賞しました。