2020年、コロナ禍で国境が閉鎖され外国人労働者を失ったプランテーション農園は深刻な人手不足に陥っていました。マレーシアのGDPの大きな割合を占めるこの産業を助けるため、エアロダインはドローンによるDXソリューションを開始しました。最初はドローンによる農薬散布から始まったAGRIMORは、農薬散布や施肥の最適化のために、センシング技術による樹木一本一本の健康状態の可視化という精密農業分野へ拡大しました。これまでに、アブラヤシ、ドリアン、水稲、牧草地など、様々な農地へのセンシング・ソリューションを提供してきました。過去5年で熱帯や温帯の国々で46万ヘクタールの農地をカバーし、世界有数の農業ドローン・ソリューションプロバイダーとなっています。

また、AGRIMORでは、樹木一本一本のCO2固定量を算出することができます。AGRIMORプラットフォーム上に取得データを取り込むと、即座にAIが解析をはじめ数分でエリア内の一本一本の樹木についてCO2固定量を算出します。従来手法では数週間かかっていた測定・分析が、数時間で完結します。

さらに、AGRIMOR技術を応用することで、土地の土壌流出リスクを分析することができます。河川や砂防ダム周辺、工事現場での活用を目指しています。

Aerodyne Groupの精密農業ソリューションのページはこちら(英語)